義肢・装具のご紹介

INTRODUCTION

膝装具

※こちらに掲載している製品は、装着者にあわせて義肢装具士の方が製作・適合確認し、必要な場合、修正・加工してご使用いただく製品の一例です。ご検討の際は、義肢装具士の方までご相談ください。

  • 両側支柱型

    【膝装具】とは、膝の動きをコントロールします。膝関節の固定・動揺・不安定性・拘縮などの治療を目的としています。
    両側支柱型とは、一般的に用いられる膝装具です。大腿部と下腿部のカフから構成され、膝関節の動きを制御します。
    側方の不安定膝、反張膝、伸展筋力の低下、関節拘縮などに使われます。
    靭帯損傷や膝蓋骨骨折、膝内骨折などに用いられます。
    膝当てを用いることもあります。

  • 反張膝用

    反張膝を適正保持するための装具です。
    スウェーデン式などの軽量な装具が代表的です。

  • 靭帯損傷用(硬性)

    靭帯損傷による、膝関節の動揺を防止するために使われる装具です。
    角度調節ができるヒンジや軽くて強い樹脂を主体にして、膝関節の屈曲や伸展角度を調節しながら、さまざまな症例に対応できる工夫がされています。

  • 変形性膝関節症用(硬性)

    アルミ軽合金や金属製ヒンジを利用してつくられた装具です。関節症の程度にあわせて使い分けられます。
  • 変形性膝関節症用(軟性)

    膝の側方動揺、屈曲、伸展など、さまざまな症例に対応していくための装具です。軟性素材で作られているため、ベルトやバンドに工夫がされています。
    CBブレース型、OAファンタジー型、OA用サポーターなど、様々な構造のものがあります。
  • 靭帯損傷用(軟性)

    膝関節の中にある靭帯(前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯)の損傷やその予防のための装具です。
    軟性素材で作られているためバンドやベルトをクロスさせたりする工夫がされています。
  • 膝蓋骨亜脱臼用

    膝蓋骨の亜脱臼やその防止に使われる装具です。
    膝蓋骨の周囲や外側に、シリコンなどすべり止めなど、さまざまな工夫がされたパッドとバンドでつくられているのが主流です。


  • 膝・軟性サポーター

    軟性素材でつくられた、スタンダードなサポーターです。支柱付きと支柱なしに分かれます。
    膝の側方不安定を防止する装具です。膝関節の動きを妨げず、また簡単に装着できます。
  • 膝関節安定保持用(硬性)

    金属支柱やプラスチックなどで固定性に優れた工夫がされています。
    皮革製のものもあり、より固定性に優れています。
    また、レーマン継手を使用しているものは、生理的な膝関節の動きに対応します。膝の手術後などに角度調節を必要とする場合に、完全固定から可動域を自由に調節することができます。