義肢・装具のご紹介

INTRODUCTION

体幹装具

※こちらに掲載している製品は、装着者にあわせて義肢装具士の方が製作・適合確認し、必要な場合、修正・加工してご使用いただく製品の一例です。ご検討の際は、義肢装具士の方までご相談ください。

  • ミルウォーキー型、アンダーアーム型

    脊柱の変形および回旋の治療を目的とした装具です。
    3点支持の原理によって脊柱の側わんを適正保持するための装具です。
    骨盤ガードル、頭部を支持するネックリング、前後の支柱、胸椎や腰椎のパッドなどから組み立てられています(ミルウォーキー型)。
    前後に支柱のないタイプ(アンダーアーム型)がボストンタイプと呼ばれ、他に腋下パッドを取り付けたタイプもあります。
  • 硬性および金属枠

    【仙腸装具】とは、仙腸関節および恥骨結合の安定を目的とした装具です。
    骨盤部を全体的に包み込み、骨盤を固定する装具です。仙腸関節のさまざまな症例に使用されます。
    プラスチックでつくられたもの(硬性)と、金属枠と軟性素材を組み合わせてつくられたものがあります。
  • 軟性

    骨盤から胸までのコルセットです。
    一般的に軟性コルセットと呼ばれるもののひとつで、軟部組織に圧迫を加えて腹圧を高め、脊柱運動を制限します。
  • 骨盤帯

    骨盤部を一周させることで、仙腸関節および恥骨の結合を安定させる目的の装具です。
    大転子ベルト、または骨盤ベルトと呼ばれています。
  • 軟性

    一般的にコルセット(軟性コルセット)と呼ばれるものです。
    さまざまな腰椎の疾患に使用されています。軟部組織(骨ではない部分)に圧迫を加え、腹圧を高めて脊柱運動を制限します。


  • 硬性、ウィリアム型、フレクション型、ナイト型

    腰部の屈曲、伸展、側屈、回旋、前彎などを制限する目的のための装具です。
    「硬性」…プラスチックで型採りされたタイプで軽量、固定力にも優れ、着脱が容易な工夫がされたもの。
    「ウィリアム型」…金属フレームまたはプラスチックフレームでつくられた固定力の強いもの。側方の支柱には継手が付いており、後方の金属枠フレームは可動するようになっています。前方の腹部前当てを締めつけると後方のフレームが前方に引き寄せられ腰仙椎を屈曲位に矯正し、伸展は制限されます。
    「フレクション型」…胸骨や恥骨のパッドをフレームで連結した3点支持タイプ。側方支柱にクレンザック継手が付いており、バネによって腰仙椎の屈曲方向に矯正が働き、伸展を制限します。
    「ナイト型」…後部を金属で前部は軟性素材でつくられたタイプ
  • 硬性、フレーム型、ジュエット型、テーラー型、軟性

    胸部の屈曲、伸展、回旋、固定、適正位置保持などを目的とする装具です。
    プラスチック製のものや軟性のものなど、様々なタイプがあります。
    「硬性」…プラスチックで型採りされたタイプで軽量、固定力にも優れ、着脱が容易な工夫がされたもの
    「フレーム型」…金属フレームまたはプラスチックフレームでつくられた固定力の強いもの
    「ジェット型」…胸骨や恥骨のパッドをフレームで連結した3点支持タイプ
    「テーラー型」…後部を金属で前部は軟性素材でつくられたタイプ
    「軟性」…軟性素材を主に使ってつくられたタイプ
    などがあります。
  • 【カラー】硬性(高さ調節式・顎受けつき型)

    頭部から腰部まで、頸椎から胸部まで、頸椎部のみを固定したり適正保持するために工夫された装具です。
    頭の重量が頸椎にかかる負担を軽減させます。
    プラスチックを主体に製作されているものがほとんどで、頸椎の屈曲や伸展、側屈や回旋を補正します。高さ調節ができるタイプもあります。ターンバックル式、ワイヤー型などがあります。





  • 【カラー】軟性(顎受け付き型)

    柔軟性のある素材(スポンジや弾性発泡体)でつくられており、軽量、シンプルな頸椎カラーです。
    顎受けのついた屈曲や伸展の制御ができるカラーと軽度なソフトカラーがあります。
    ソフトカラータイプは柔軟性のあるスポンジで作られており、頸椎の軽度な固定に適しています。
  • 【カラー】金属枠(高さ調節式・ターンバックル式・ワイヤー型)

    金属枠で作られた装具です。高さ調節などができるものがあります。
    「高さ調節式」…装具本体は金属枠で作られており、調節式になっている前後の支柱で頸椎を支持します。頸椎の屈曲、伸展および側屈や旋回を制限します。
    「高さ調節式(SOMI)」…あご受け、後頭骨支えの位置、高さを自由に調節することができます。背部はストラップが付いているだけで金属部品のような硬い部分がないので、寝た状態での装着が可能です。
    「ターンバックル型」…装具本体は金属枠で作られ、ターンバックルによって高さ調節ができます。
    「ワイヤー型」…フレーム全体がスポンジで包まれたワイヤーでできており、高さが自由に変えられます。